【水中カット造粒とは】 加熱して溶融した樹脂を、水中で切断・冷却することによりペレット化するプロセスです。

【概要】 溶融したポリマーは、押出機またはギアポンプによって下流に搬送され、ダイプレート（金型）よりカッティングチャンバへ押し出されます。カッティングチャンバ内部は循環水が充満しており、チャンバ内部へ押し出されたポリマーは、高速回転するカッターによって切断され、循環水によって瞬間的に冷却されペレット化されます。
ペレットは循環水と共に遠心脱水機へと搬送され、脱水機内部にて水とペレットに分離、脱水されたペレットは脱水機出口より排出されます。
一方で、脱水機内部で分離された水はフィルターを経てタンクへと戻り、熱交換器を経てカッティングチャンバへと送られます。

【Gala社水中カット設備の特長】 ■誰でもできる簡単操作
（１）　ダイプレート穴へ樹脂詰め
（２）　ダイス表面を清掃
（３）　カッティングチャンバとペレタイザ（カッター）を結合
（４） オートスタートボタンをプッシュ
以上の４ステップで安定した高品質のペレットが生産可能です。

■安定した連続生産が可能
ストランド切れなどの心配がなく、操作性に優れているので、一人で複数ラインの管理が可能。

■省スペースを実現
ペレタイザには長い水槽など不要で、循環装置との位置関係にも特に制限無し。
※ストランドカッターと比較すると、２ライン分のスペースに３～４ラインがレイアウト可能。

■綿密な芯出し作業は不要
ダイス表面への自動追従・調芯機能を持つカッターハブによって、時間の掛かる綿密な面出し・芯出し作業が不要。

■目詰まりしにくいダイプレート
目詰まりしにくいことで定評のあるダイプレート構造及びその温調技術により、適用材料のグレードが大幅に拡大。

【サポート体制】 国内にある弊社ラボでの試作試験や、機械・電気仕様の打ち合わせなどを通して、様々な特徴をもつ材料の安定 生産を目的に、機器運用方法や設置現場の状況に応じて最適なご提案をさせて頂きます。
また、機器納入後の技術サービス員の派遣や、保守点検部品の販売（一部国内在庫として保有）も、ネットワーク を駆使し迅速なトラブル解決に最大限ご協力いたします。

【用途・実績】 ■適用材料・アプリケーション
・ オレフィン等の一般材料
・ 熱可塑性エラストマー
・ 生分解性樹脂
・ ホットメルト
・ 汎用エンプラ、LCP等のスーパーエンプラ
・ マイクロペレット （Φ1.0㎜以下のペレット）

■販売実績
Gala社は世界中に約6,000ライン以上の水中カット造粒設備を納入しております。
日本国内では、1991年より輸入・販売を始め200ライン以上のシステムを納入しています。